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アジア大会2026でスポーツクライミングを観る|観たあと登りに行くための準備

森秋彩、安楽宙斗、楢崎智亜。日本代表11人が名古屋に集まります。中継を観て湧いた「やってみたい」は、数日で静かに消えます。消える前に予定を1つ決める話です。

第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)のスポーツクライミングは、2026年9月29日から10月3日まで、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)第1展示館で行われます。

種目はボルダー・リード・スピードの3つ。日本からは11人が出場します。この記事は観戦の手引きであると同時に、観たあとに自分が登りに行くまでの手引きでもあります。

9月29日から5日間、名古屋でクライミングが行われる

クライミングは9月29日〜10月3日、ポートメッセなごや。配信中心で、現地観戦のチケットもある。

アジア競技大会は9月19日から10月4日まで開催され、そのうちスポーツクライミングは9月29日(火)から10月3日(土)に組まれています。5日間で6セッション、決勝は夕方から夜にかけての時間帯が中心です。

項目内容
競技日2026年9月29日〜10月3日
会場名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)第1展示館
種目ボルダー/リード/スピード(男女)
中継地上波TBS系列のほか、TVer・U-NEXTでの配信が予定

会場で観る選択肢もあります。大会全体のチケットは種別によって1,500円台から用意されており、国際大会としては手が届く価格帯です。競技ごとの中継予定と残席は変動するので、観戦を決めたら公式の発表を確認してください。

日本代表11人。誰を観ればいいか

内定は11人。森秋彩はボルダーとリードの2種目で出場する。

4月に発表された内定メンバーは11人です。名前を知らないまま観ても十分面白いですが、2〜3人を覚えておくと中継の密度が変わります。

種目男子女子
ボルダー安楽宙斗、楢崎智亜森秋彩、野中生萌
リード吉田智音、鈴木音生森秋彩、小武芽生
スピード藤野柊斗、大政涼小屋松恋、林かりん

森秋彩はボルダーとリードの2種目で代表に入っています。どちらの壁でも世界の上位を争える選手は多くありません。パリ2024銀メダルの安楽宙斗、世界王者の楢崎智亜、力強い登りで知られる野中生萌と、名前だけなら聞き覚えのある人も多いはずです。

4月のアジア選手権で起きたこと

アジア選手権2026で森秋彩がボルダー100点満点V、リードも制して2冠。日本勢が表彰台を独占した種目もあった。

今シーズンの流れを一つだけ押さえるなら、4月に中国・眉山で行われたアジア選手権です。

森秋彩は女子ボルダー決勝で4課題すべてを1トライ目に完登し、100点満点で優勝しました。2位に関川愛音、3位に伊藤ふたばが入り、表彰台は日本勢が独占。2日後の女子リード決勝では、制限時間残り3秒で完登して2冠を決めています。

男子リードでは鈴木音生が優勝しました。

「全部1回で登った」がどれだけ異常なことかは、次の節の点数の仕組みを知ると伝わります。

3種目の違いを30秒で

ボルダーは瞬発力、リードは持久力、スピードは反復の精度。ジムで登れるのは主にボルダー。

同じ「クライミング」でも、求められる力はまるで違います。

種目壁競い方効いてくる力
ボルダー4〜5m、ロープなし短い課題をいくつ登れたか瞬発力と解き方の発想
リード15m以上、ロープあり制限時間6分でどこまで高く登れたか持久力と集中の維持
スピード15m、世界共通の同じルート2人同時に登ってタイム勝負反応速度と正確さ

スピードはホールドの配置が世界中どこでも同じで、選手は同じ15mを何百回も反復します。現在の世界記録は男子4秒58、女子6秒03。瞬きの間に壁の上です。

ジムで一般の人が登っているのは、ほぼボルダーです。中継のボルダーを観たときの「あの壁なら自分も触れそう」という感覚は、だいたい当たっています。

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ボルダーの点数の読み方

完登25点、ゾーン10点、失敗1回につき0.1点減点。決勝4課題で満点100点。

2025年シーズンからボルダーはポイント制になりました。仕組みは単純です。

  • 完登(トップ)=25点
  • 途中のゾーン到達=10点(第1ゾーンで5点、第2ゾーンでさらに5点)
  • 失敗した試技(アテンプト)1回ごとに0.1点減点

決勝は8人が4課題に挑み、満点は100点。予選は5課題で125点満点です。つまり100.0点は「4課題すべてを1トライ目で完登」以外にあり得ません。森秋彩の100点満点が話題になったのはこのためです。

中継で「78.7点」のような端数が出たら、失敗を何度か重ねながら登り切ったという意味です。点差が0.1しかないまま順位が決まることもあり、最後の1手まで見どころが残ります。

「面白そう」は数日で消える

観戦後の熱は2週間で戻る。日付・ジム・登録の3つをその場で片づける。

大きな大会のあと、ジムには体験の人が増えます。ただし増えるのは大会の直後だけで、2週間もすると元に戻ります。行こうと思った人が消えたのではなく、予定を決めないまま日常に戻っただけです。

観戦の熱は、感情としては強いのに、行動に変わる期限が短いのが厄介なところです。中継を観終えた直後にできる現実的な一手は3つしかありません。

  • 行けそうな日を1つ決める(週末でも、仕事帰りでもかまいません)
  • その日に行けるジムを1つ選ぶ
  • 予定として登録してしまう

コツ 決めるのは「いつか」ではなく日付です。日付が入っていない予定は、ほぼ実行されません。

初めてジムに行く日の中身

初回は動きやすい服とタオルだけ。シューズとチョークはレンタルできる。

実際のところ、初回に必要なものはほとんどありません。動きやすい服とタオル、それだけです。シューズとチョークはレンタルがあり、初回は講習込みで1〜2時間ほど。費用はジムによりますが、初回登録料込みで3,000円前後が目安です。

  • 服装:ストレッチの効くパンツとTシャツ。詳しくはボルダリングの服装ガイド
  • 持ち物と当日の流れ:初回ジムのチェックリスト
  • 落ち方が不安:受け身と落下の基本

中継で観た選手と同じ壁ではありませんが、ホールドの色でコースが分かれている仕組みは同じです。いちばん易しい色から順に登っていくと、1時間もすれば「さっきの中継のあれか」という場面に必ず当たります。

一人で行くのが気まずいなら、同じ日に登る人が見える状態にしておく

枠に参加すれば、同じ日・同じジムに登る人がいる状態を作れる。主催者も当番も不要。

観戦をきっかけに始めた人が最初につまずくのは、技術ではなく一人で行く気まずさです。周りが2〜3人で来ていて、自分だけ黙々と登って帰る。それが数回続くと足が遠のきます。

ボルとも!は、日付・ジム・時間帯ごとの「枠」に参加するだけで、同じ時間に登る人がいる状態を作れるサービスです。主催者も当番もいません。誰かが呼びかけるのを待つ必要がないので、始めたばかりでも自分の予定から先に出せます。

  • 登録は無料で、参加もキャンセルも自由
  • 枠に入ると簡易掲示板が開き、到着時刻などを一言書ける
  • 女性限定の枠もあるので、女性限定枠の使い方もあわせて

大会を観た週末は、同じ気持ちでジムに向かう人がいちばん多い時期です。

カレンダーで予定を探す

まとめ:観る側から、登る側へ

中継を観たら、行ける日を1つ決めて登録する。それだけで観る側から登る側に回れる。

9月29日から10月3日、名古屋でアジアの頂点が決まります。森秋彩の100点満点を観たあとに、自分が5級の課題で落ちるのは、まったく矛盾しません。

むしろ、あの壁が何をしているのかは、一度自分の手でホールドを持ってみないと分からない部分が大きいです。

観戦のあとにやることは1つだけ。行ける日を1つ決めて、登録しておく。あとは当日、ジムに行くだけです。

よくある質問

アジア大会のスポーツクライミングはいつ、どこで行われますか?

2026年9月29日(火)から10月3日(土)まで、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)第1展示館で行われます。大会全体の会期は9月19日から10月4日です。

テレビやネットで観られますか?

アジア大会は地上波TBS系列のほか、TVerとU-NEXTでの配信が予定されています。競技ごとの中継予定は変わることがあるため、観たい種目の日程が近づいたら公式の番組情報を確認してください。

ボルダーの点数はどう見ればいいですか?

完登で25点、途中のゾーンで10点(5点+5点)、失敗した試技1回ごとに0.1点減点です。決勝は4課題なので満点は100点。端数が細かいほど、何度も落ちながら登り切ったということです。

中継を観てやってみたくなりました。何を準備すればいいですか?

動きやすい服とタオルだけで大丈夫です。シューズとチョークはどのジムでもレンタルでき、初回は講習込みで1〜2時間、3,000円前後が目安です。予約が必要なジムもあるので、公式サイトを確認してから行ってください。

一人で行っても浮きませんか?

平日の昼や夕方は一人で来ている人が多く、特別に目立つことはありません。それでも気になる場合は、同じ日・同じジムに登る人がいる枠に参加しておくと、行く前から「今日は他にも人がいる」と分かる状態にできます。

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