大会・観戦
大会で観た動きをジムで試す|初心者が真似していい動きと、まだ早い動き
中継で観た動きを、ジムでそのまま真似するのはおすすめしません。真似しやすい動きと、まだ早い動きは分かれています。選ぶ順番と、ケガを避ける目安をまとめました。
中継で観た動きをジムで試したくなるのは、とても自然なことです。ただ、真似しやすい動きと、初心者にはまだ早い動きははっきり分かれています。
どれから試すと安全で、上達にもつながるかを、順番に整理しました。
真似していい動きは「足」の使い方
真似しやすいのは足と体の向き。腕を伸ばして足で上がる感覚をつかむ。
初心者が安全に試せて、上達にも直結するのは、足の置き方と体の向きです。指や腕に頼らず、脚で体を押し上げる動きほど、ケガの心配が少なく、効果が分かりやすい傾向にあります。
- 正対と体を横に向ける動き:壁に向かい合うだけでなく、体を横に向けると腕が伸び、楽に届く場面があります
- ドロップニー:膝を内側にひねり、足で体を壁に押し付ける動き。慣れるまで少し怖いですが、落ち着いた課題で試せます
- ヒールフック:かかとをホールドに引っかけて、足で体を引き上げる動き。腕の負担を減らせます
最初は、中継のような動きにならなくて当然です。「腕を伸ばしたまま、足で上がる」感覚をつかむのが目標です。
まだ早い動きは「飛ぶ」「小さい指かかり」
飛ぶ動き、小さな指かかり、勢い任せの動きは、土台ができるまで見送る。
一方で、初心者がいきなり真似すると、落下やケガにつながりやすい動きがあります。
| 動き | まだ早い理由 |
|---|---|
| 大きく飛びつく動き(ダイノ) | 着地と落下の姿勢が定まっていないと、足首や腰を痛めやすい |
| 小さなホールドを指先だけで持つ | 指の腱や関節に負担が集中する。慣れる前に無理をすると長引きやすい |
| 片手でぶら下がって勢いで届かせる | 肩や肘に負荷がかかり、フォームが崩れた状態で癖になりやすい |
大会の選手は、同じ動きを何百回も安全に反復できる体と、落ちたときの受け身の技術を持っています。同じ見た目の動きでも、土台がまったく違います。
落ち方に不安があるときは、先に受け身と落下の基本を読んでおくと、課題の選び方にも余裕が出ます。
試す課題の選び方
今登れる課題より1段やさしい色で、足の置き方だけを変えて試す。
動きを試すときは、今登れる課題より1段やさしい色を選ぶのがコツです。難しい課題では、新しい動きを意識する余裕がなく、結局いつもの登り方に戻ってしまいます。
- 登れる課題の、いちばんやさしい色を選ぶ
- 「この足は、かかとで引っかけられないか」と、足の置き方だけを変えてみる
- 3回登って、同じ動きが安定してきたら、1段上の色へ進む
グレードの感覚はジムによって差があります。同じ色でも、ジムが変われば難しさは違うと考えて、自分の感覚を基準にしてください。
ケガを避けるための前と後
登る前に温める、新しい動きは疲れる前に、違和感が出たらやめる。
新しい動きを試す日は、いつもよりケガのリスクが上がります。次の3つを意識するだけで、避けられるものは増えます。
- 登る前に、指・手首・肩を軽く温める。いきなり全力で登らない
- 新しい動きは、疲れていないうちに試す。終盤は集中が落ちて、フォームが崩れる
- 指に違和感が出たら、その日は切り上げる。痛みを我慢して続けると長引きやすい
初回に必要な持ち物や服装は初回ジムのチェックリストにまとめてあります。
一人だと、動きが合っているか分からない
同じ時間に登る人がいれば、動画を撮ってもらったり聞いたりできる。
真似を始めて最初に気づくのは、自分の動きが合っているかが、自分では見えないことです。
同じ時間に登る人がいれば、スマホで動画を撮ってもらったり、「この足、どう置いてる?」と聞いたりできます。ボルとも!は、日付・ジム・時間帯ごとの「枠」に参加するだけで、同じ時間に登る人がいる状態を作れるサービスです。主催者はいません。
- 登録は無料で、参加もキャンセルも自由です
- 参加すると簡易掲示板が開き、到着時刻などを一言書けます
- 女性限定の枠もあります。女性限定枠の使い方もあわせて
まとめ:真似は足から、飛ぶのは後で
真似は足と体の向きから。やさしい課題で1つずつ試す。
大会の動きを真似するなら、足の置き方と体の向きから。飛ぶ動きと小さな指かかりは、体ができるまで後回しで大丈夫です。
試すときは、今登れる課題より1段やさしい色で。新しい動きを1つだけ意識して、3回で安定したら次へ進みます。行ける日が決まったら、予定として登録しておきましょう。
よくある質問
- 初心者が最初に真似するといい動きは何ですか?
-
足の置き方と体の向きを変える動きです。ヒールフックやドロップニーは、腕に頼らず足で体を押し上げる感覚をつかむのに向いています。ただし、まず落ち着いた課題で試してください。
- 大会のように大きく飛びつく動きは試してもいいですか?
-
最初は見送ることをおすすめします。着地と落下の姿勢が定まっていないと、足首や腰を痛めやすい動きです。落ち方の基本を身につけてからにしてください。
- 新しい動きを試すとき、どの色の課題を選べばいいですか?
-
今登れる課題より1段やさしい色が目安です。新しい動きを意識する余裕が持てます。グレードの感覚はジムによって差があるので、自分の感覚を基準にしてください。
- 指に痛みを感じたらどうすればいいですか?
-
その日は切り上げてください。痛みを我慢して続けると、長引きやすくなります。違和感が続く場合は、医療機関に相談することをおすすめします。
- 一人で動きを練習しても上達しますか?
-
上達はしますが、自分の動きは自分では見えにくいものです。同じ時間に登る人に動画を撮ってもらったり、足の置き方を聞いたりできると、早く気づけます。
真似する前に読んでおきたい
初めてのジムの準備と、一人で行くときの不安は、先に片づけておくと安心です。
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